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2017年4月7日

NMT inc. インタビュー特集 第28回 高橋由真

高橋由真インタビュー
所属モデルをより深く知って頂くことを目的としたインタビュー特集。
第二十八回目は、高橋由真(たかはしゆま)のインタビューをお届け致します。

「研ぎ澄まされる感性」 高橋由真

想像する事は、とても奥が深い。
自分の経験を手掛かりに思い描いたとしても、実際それに触れてみると、ギャップに気付く事はよくあるだろう。

ファッションモデル、高橋由真。
インタビューで高橋に会う前、私は彼女のポートフォリオを眺めていた。
多くの写真を見て、高橋に対するイメージが自然と頭の中に浮かんだ。

高橋に会う日がきた。
するとどうだろう。
自分の抱いていたクールなイメージとは違った。
内心驚きながら、私はインタビューに臨んだ。

13歳の時からモデルを始めたという高橋。
きっかけは、愛読していたファッション誌のオーディションイベントを見学した事だ。
自分も挑戦しようと、翌年にエントリーした。
見事グランプリを獲得した高橋は、その雑誌の専属モデルとして活動を始めた。
そして、編集長からモデル事務所を紹介され、プロとして歩みだした。
学業と並行して、レッスンに通う日々。
「放課後すぐレッスンに行く毎日は、かなり忙しかったです」

そんな毎日を送る高橋の息抜きは漫画だった。
それも、いわゆる少女漫画ではなく、友情や義理をテーマにしたものだ。
「現実ではありえないストーリーの作品が好きなんです」
漫画は漫画、現実は現実ですよね、という高橋。
しかし、漫画から影響を受けて仕事のヒントになる事も多いという。

特に高橋が日頃から考えるのは、キャラクターについてだ。
漫画では必ず、登場人物一人ひとりに役割がある。
「私ならではの仕事をするよう、いつも心がけています」
どんな役割であれ、自分ならではの役でありたいというのが高橋の想いだ。

果たして、高橋の個性は、どうやって作られたのだろう。
そんな疑問を持ちながら、高橋との会話を続けた。
すると、そのヒントは、高橋の趣味に隠されていた。

「実は私、日本酒がとても好きなんです」
新潟出身の縁もあり、有名な日本酒の広告に起用された。
高橋が日本酒を楽しむスタンスは独特だ。
一番好きな日本酒は何か、と私が訊ねた時の事。
「一番はあえて決めないようにしているんです」
世の中には沢山の日本酒がある。
「色んな味を、もっと知りたい」
そう言う高橋から、並々ならぬ好奇心を感じた。
何より楽しみ方が、とても素直だ。

高橋の作品のインパクト。
それを日本酒に例えるなら、キリッとした冷酒といったところだろうか。
一方、熱燗のような温かさも持ち合わせている。

自分ならではの味、すなわち表現を追求し過ぎたあまり、煮詰まった時もあった。
その際、一旦モデルから距離を置き、全く違う仕事をしたという。
「一時期、モデルから離れたのは、今思えば良かったのかもしれません」
仕事に対するスタンスを冷静に考えた事で、モデルへの熱意は再び高まっていた。
幸運にもそのタイミングで、ファッション誌の関係者から、モデルに復帰して欲しいと言われた。
その時、高橋に迷いはなかった。

日本酒の味をなかなか表現できないのと同じように、高橋の個性についても、正確に言い表すことは難しい。
しかし、高橋のオリジナリティーに魅了されたのは事実だ。
高橋ならではの表現が、この先どのように活かされて行くのか、私はとても楽しみだ。

☆高橋由真 プロフィール☆

(執筆)加藤陽太郎 クリエイティブディレクター。1984年生まれ。早稲田大学大学院国際情報通信研究科修了後、日本郵便株式会社本社勤務を経て独立。
メディア関連企業の戦略策定や企画のプロデュースをはじめ、執筆や写真撮影によるコンテンツ制作を手がけている。

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