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2015年9月27日

モデル事務所 NMT inc. インタビュー特集 第1回 江原杏樹

モデル事務所NMT.inc 江原杏樹インタビュー

この度、所属モデルをより深く知って頂くことを目的として、クリエイティブディレクター 加藤陽太郎氏によるモデルへのインタビュー特集を掲載致します。
第一回目は、新人モデル 江原杏樹(えばらあんじゅ)のインタビューをお届け致します。

 

「憧れから夢に、夢から目標に。」 江原杏樹

しばらくの間、雨の日が続いている。
「もしもしかめよ、かめさんよ・・・」
江原杏樹は、特技の剣玉で、「もしかめ」の技を繰り返す。
オフの日が雨だと、自然と剣玉を手にとる事が多い。
600回程は連続で玉を落とさずに操る事ができる。
小さい頃に剣玉を覚えてからは、頭がもやもやした時、玉を操ることに集中して、気分を入れ直すのが習慣になった。

しかし、江原には、剣玉をしただけでは少しも忘れることのできない事が、昔から一つだけあった。
それは、中学1年生の時、テレビで初めて見た「ファッションショー」だ。
前衛的なフォルムの服を身にまとい、颯爽とランウェイを歩くファッションモデル。
中学生の江原にとって、それは憧れそのものだった。
長い間、そのモデルの姿が頭の片隅にあり、もやもやとした霧が晴れることはなかった。
「でも、憧れから夢になり、夢から目標に変わっていきました」
江原は過去を振り返り、そう答えた。

高校を卒業して間もない頃、モデルになるチャンスがやってきた。
ついに、陽が差しそうな気がした。
夢を滅多に話す事はなかった江原だが、この時ばかりは即断し、親戚や知人に宣言してまわった。
「モデルになるよ、私」と。
そしてすぐ、NMT inc.に所属することが決まった。

レッスンの初日。
雨の降る中、事務所へと向かった。
室内に入るとすぐ、先輩モデル達の真剣さに圧倒された。
一瞬、不安が頭をよぎった。
憧れは憧れのままにしておいた方がよかったのかもしれない、と。
帰宅後、いつもだったらたやすくできる「もしかめ」が、この日は何故か続かなかった。

しかし、江原は決してあきらめなかった。
憧れだったファッションショーが、確実に目標へと変わったからだ。
事務所のスタッフや先輩モデル達のアドバイスを繰り返しもらうことで、不安を気にする時間すら惜しくなった。
何度も、ウォーキングやポージングの練習を積む日々が始まった。

「私の問題点は、はっきりしています」
写真に、自分の内面までしっかりと焼き付ける表現力。
自分には、まだまだそれに必要な感性が不足していると言う。
現在、空き時間を見つけては、映画鑑賞や読書を重ね、感性を磨く事に余念がない。
いつの間にか、剣玉を手にとる機会も少なくなった。

単に見た目が綺麗なウォーキングやポージングができるようになるだけでは、プロとしての限界はすぐにやってくる。
江原が目指すのは、あくまで、中学生の頃に見たファッションショーだ。
練習を重ねる事で、その目標は少しずつ近づいてきていると江原は言う。

また、内面からの表現力を意識しながら仕事を続けてきた事で、弱点に感じていた人見知りも克服したという。
「モデルをする事で、自分がダメに思っていた点がどんどん良くなっていくのが嬉しいです」
晴れた顔でそう言った。

「もしもしかめよ、かめさんよ」
一歩いっぽ、山頂を目指して進む亀。
モデルとして、一つずつ着実にこなしていく江原の姿にどこか重なる。
「私、亀みたいにマイペースかもしれません。でも、ランウェイでは全く別ですよ」
自信に満ちた表情でそう言い切った後、江原はオーディションへと向かった。
ファッションモデル 江原杏樹。
いつかは雲の上にまで、登っていく事だろう。

☆江原杏樹 プロフィール☆

(執筆)加藤陽太郎 クリエイティブディレクター。1984年生まれ。早稲田大学大学院国際情報通信研究科修了後、日本郵便株式会社本社勤務を経て独立。
メディア関連企業の戦略策定や企画のプロデュースをはじめ、執筆や写真撮影によるコンテンツ制作を手がけている。

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