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2016年2月17日

モデル事務所 NMT inc. インタビュー特集 第13回 長谷川沙遊

長谷川沙遊インタビュー
所属モデルをより深く知って頂くことを目的としたインタビュー特集。
第十三回目は、長谷川沙遊(はせがわさゆ)のインタビューをお届け致します。

 

「満たされるということ」 長谷川沙遊

「ローマは一日にして成らず」という。
何かを築き上げようとする時には、相当な努力が必要だ。
夢の為に、一歩ずつ進んできたファッションモデルがいる。
ファッション誌やCMで活躍している、長谷川沙遊だ。
困難に直面する事は幾度となくあっただろうが、長谷川は笑顔でこう言った。
「コツコツと何かに取り組むのが、好きです」

長谷川がまだ幼稚園生の時、世界的に有名なモデルを目にした。
その際、母から「モデル」という職業について教わった。
物心が付き始めた時だから、すぐに忘れても不思議ではなかったはずだ。
しかし、長谷川はモデルの存在を一時も忘れる事はなかったという。
小中学校の卒業文集に、「夢はモデル」と書いた程だ。
それから間もなくして、モデルとしての人生が始まった。

しかし、モデルとして活躍するまでのプロセスは、決して平坦ではなかった。
十代の頃を振り返って、長谷川は言う。
「あの時はまだ、自分の事がよくわかっていなかったのかもしれません」
オーディションがなかなか決まらず、悔しい思いを何度もした。
上京して間もない頃は、相談できる仲間もいなかった。
一人暮らしのせいか、体のコンディション調整も思うようにならない。
それでも、長谷川は感情をあまり表に出す事はなかった。
「プライドだけは高かったからだと思います」
人知れず、コツコツと努力を続ける以外に道はなかった。
「モデルだけを夢見てたから、それを諦めて他の事をするなんてとても考えられなかった」

その後、長谷川に転機が訪れた。
結婚し、子供を授かった事だ。
長谷川は、子育てとモデルの両立を心に決めた。
そのタイミングで、NMT inc.へ移籍した。
母親としての役割ができた事で、仕事に対する責任感も変化したようだ。
子供との大切な時間を作るべく、先のスケジュールを見据えて、仕事とプライベートのメリハリをつけるようになった。
子育ての経験も役立っての事か、徐々に大人の雰囲気も表現できるようになり、仕事の幅も広がって行った。
長谷川は、少し照れくさそうに言った。
「息子が、僕も将来モデルさんになりたい、なんて言うんですよ」

家庭を持った事で、プライベートも充実するようになった。
「日曜大工が好きなんです」
ホームセンターで材料を集め、自宅に合う家具を作るのが好きだという。
「理想の家を目指して家具を作るのって、楽しいんですよ」
お気に入りのベランダには植物が沢山並ぶ。
「中でも、クチナシが一番好きですね」
マイホームについて話している際、母としての長谷川を垣間みた気がした。

インタビュー後、私はクチナシが少し気になって、調べてみた。
長谷川は、クチナシの花言葉を知っていたのだろうか。
モデルとしてのキャリアと、理想の家を築いて行くプロセス。
一つの夢を追ってきた長谷川は、更にもう一つの夢が加わった事で変化した。
幾重にも夢を重ねた彼女が手にしたものは、クチナシの花言葉にもある「充足感」だった。
モデルとしての長谷川は、同時に母として生きる事で、この上ない幸せを手にしたのだろう。

☆長谷川沙遊 プロフィール☆

(執筆)加藤陽太郎 クリエイティブディレクター。1984年生まれ。早稲田大学大学院国際情報通信研究科修了後、日本郵便株式会社本社勤務を経て独立。
メディア関連企業の戦略策定や企画のプロデュースをはじめ、執筆や写真撮影によるコンテンツ制作を手がけている。

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