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2016年7月24日

NMT inc. インタビュー特集 第23回 夏目愛美

夏目愛美インタビュー
所属モデルをより深く知って頂くことを目的としたインタビュー特集。
第二十三回目は、夏目愛美(なつめまなみ)のインタビューをお届け致します。

「表現の普遍性に魅せられて」 夏目愛美

レオナルド・ダ・ヴィンチの名作「モナリザ」。
誰もが知るこの作品の価値を認めない人はいないだろう。
憶測で語られる事も多い諸説の数々が、その魅力を如実に示している。

「以前、ルーブル美術館でモナリザを見て思ったんです」
ファッションモデル、夏目愛美。
本や教科書で見るのとでは、印象が全く違ったようだ。
「その一瞬を切り取ったのが、絵画ですよね」
名画から伝わってくる、確かな躍動感。
まるで、作中で時が経過するかのような感覚に包まれる。
語りかけている様にも見えると、夏目は感慨深そうに語った。

夏目はこれまで一貫して、表現者としての道を歩んできた。
幼少の頃から、歌や踊りが大好きだったという。
高校卒業後、幸運にも大手芸能プロダクションに所属した。
表現者としての道を極めたい一心だった。

所属後は紆余曲折したものの、数多くの作品に出演するチャンスを得た。
視聴者の時と、実際に演じるのとでは全く異なった。
何度も何度も、壁に当たっては乗り越えてきた。
それが出来たのは、演じるのが何よりも好きだったからだ。
少しでも演技力を高めようと、努力を惜しまなかった。

オフの日も、表現者としての視点を忘れる事はなかった。
演技に役立つヒントがどこかに隠されていないか。
以前なら見過ごしていたような事も、気が付くようになった。
例えば、気分転換に散歩をする時。
「知らない小道に入って行くと、新しい発見が沢山あるんです」
偶然に身を任せながら、とにかく歩く。
「単に、天気一つとってみても、それを意識できるかどうかで変わりますよね」
ロケの場合、気候によって演技は変わってくるという。
夏目はそんな風にして、身近な事から表現の材料を探し続けた。
その結果、徐々に演技の幅を広げて行った。

あるCM撮影での事。
これまでの現場とは異なる事に衝撃を受けた。
たった15秒間に、表現の全てを出し切れるかどうか。
それはいわば「瞬発的な表現力」だ。
ムービーの撮影後、スチール撮影に入った。
CMが「瞬発力」だとしたら、スチールでは「瞬間」の表現力を求められた。
それらを極めようと決心した夏目は、NMT inc.へ移籍した。

「ずっと芝居をして来たから、ある程度自信はありました」
しかし、芝居とファッションの撮影では別のアプローチが必要だった。
そんな時、かつて見た「モナリザ」の存在が、ふと夏目の頭によぎった。
何百年と時が経った現在でも、人々を魅了し続けるモナリザ。
あの絵の女性の様な表現力は、果たしてどのように会得できるのだろうか。
そんな事を考えているうちに、少し落ち込んだのも事実だ。

しかし、夏目はこう考えるに至った。
「不完全な自分を、まずは受け入れる事が大切だと思ったんです」
それを受け入れた上で、自分の伸び代を信じる事。
「そう考えているうちに、私らしいやり方で表現して行こうという気持ちになりました」

夏目は現在、圧倒的なCM出演実績を誇る。
今日も夏目の出演するCMが幾つか目に止まった。
どれも夏目が出演している作品だが、それぞれ伝わる印象は全く異なった。
見る人や時代によって印象が変わるモナリザと夏目が、どことなく重なったような気がした。
夏目の作品を見た後、私はしばらくその事について考えてみた。
頭の中でずっと、夏目の演技が余韻として残るのは一体何故だろう。
それこそが、夏目が獲得した、視聴者に対しての伝える力なのだと思った。

☆夏目愛美 プロフィール☆

(執筆)加藤陽太郎 クリエイティブディレクター。1984年生まれ。早稲田大学大学院国際情報通信研究科修了後、日本郵便株式会社本社勤務を経て独立。
メディア関連企業の戦略策定や企画のプロデュースをはじめ、執筆や写真撮影によるコンテンツ制作を手がけている。

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