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2021年4月23日

NMT inc. インタビュー特集 第51回 今村朱里

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所属モデルをより深く知って頂く事を目的としたインタビュー特集。
第51回目は、今村朱里(いまむらあかり)のインタビューをお届け致します。

◎モデルをはじめたきっかけは?
アルバイトの履歴書をたまたま見た当時の社長がスカウトしてくれました。
「とりあえずファッションショーに出てみない?」と誘って頂いたんです。
当初はモデルになるつもりがなかったので、少し戸惑いました。

◎挑戦してみていかがでしたか?
本気で何かにトライした事がなかったから自分を変えるチャンスだと思いました。
実際ショーに出演したら楽しかったので、モデルをやる決心がついたんです。

◎両親はモデル活動に対してどんな反応でしたか?
昔から私がやりたい事は必ず挑戦させてくれる両親だったんです。
モデルをやる時も快く背中を押してくれました。

◎印象に残っているお仕事は?
地元の「PARCO」の広告です。
モデルをしている事は少し照れがあったので、あまり周囲に言っていませんでした。
だけど、広告が展開されると皆凄く応援してくれて。本当に嬉しかった。
この仕事は新しい出会いや、人と人との強い繋がりを感じられるのが魅力ですね。

◎今後拠点を東京に移しますが如何ですか?
「東京」と聞くだけで、なんだか圧倒されます(笑)。
色々なジャンルのお仕事があると思いますが、ファッション関係の撮影に力を入れたいです。

◎朱里さんにとってのファッションアイコンは?
韓国や中国のインフルエンサーはかなりチェックしています。
アートの要素が強いメイクやスタイリングが面白くて。
自分だったら選ばないような色味や、変わった形のアイテムは見ているだけでワクワクします。
流行より、その人の個性が表れているスタイリングに興味がありますね。

◎アートに興味があるんですね
美術館が好きで、国内外問わず旅行に行ったら必ず訪れます。
特に印象に残っているのは韓国で見たインスタレーション。
展示会場が意図的に歪んでいて、とても不思議な体験をしました。
あとは、建造物や古地図を観るのも好きなので、風変わりな建物を見つけるとテンションが上がります(笑)。

◎好きな建築家はいますか?
妹島和世さんと西沢立衛さんによる建築家ユニット「SANAA」の作品は沢山観ました。
建築界でも異彩を放つお二人の作品はガラスを用いたものが多いんです。
まるで異空間に入り込んだ様な感覚にさせてくれます。

◎古地図が好きになったきっかけは?
父の影響です。父と「ブラタモリ」(NHK)を見ていたら、地形に興味を持つようになりました。
昔は河川だった所に今はビルが建っていたりするのが面白くて。

◎モデルになって良かったと思う事は?
頑張ったものが作品になる瞬間と、作品としてずっと残るのが醍醐味ですね。
極端な話、自分が死んだ後も作品は後世に残りますよね。
何百年も先の人達に見て貰える可能性がある仕事は中々無いかなと。
モデルは時を超えた繋がりを感じられる仕事だと思います。

◎話は変わりますが、落ち込んだ時はどうやってクリアしますか?
モデルをはじめてからはポジティブ思考になりました。
ただ落ち込むより、「何でダメだったのか」をきちんと考えるようになったんです。
オーディションや仕事の後は、必ず振り返るようにしています。
勉強はそんなに得意じゃないけれど、調べるのは結構好きなんです(笑)。
失敗も学びの一つとして、今後に活かすようにしています。

◎最後に意気込みを聞かせて下さい
東京ではゼロからのスタートですが、やる気に満ち溢れています(笑)。
頂いたお仕事は皆さんの期待以上でかえしたいですね。
周りに恩返しができるように頑張ります!

【編集後期】
「モデルは時を超えた繋がりを感じられる仕事」
アートや建造物等、人が創出するものに興味がある今村。
作品を鑑賞する際、作家の視点に寄り添う事を意識するという。
人とひとが繋がりづらい今だからこそ、相手の求めているものを汲み取り、真摯に向き合う彼女の存在が際立つだろう。
今村がリスペクトするアーティスト達の様に、世代を超えた作品に彼女が携われるようマネジメントに励みたい。

☆今村朱里プロフィール☆

(インタビュー)内田杏香 NMT inc.新人マネージャー。97年生まれ。東京都出身。立教大学経営学部卒業。デザインプレックス研究所グラフィックデザインコース修了。在学中に蜷川実花氏率いる「ラッキースター」や、千原徹也氏率いる「れもんらいふ」にてインターンを経験。高校時代、少林寺拳法で全国大会準優勝の実績も。