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2020年7月25日

NMT inc. インタビュー特集 第42回 森衣真鈴

森衣HP

所属モデルをより深く知って頂く事を目的としたインタビュー特集。
第四十二回目は、森衣真鈴(もりいまりん)のインタビューをお届け致します。

 

◎モデルを始めたきっかけは?
—高校時代、芸能事務所のオーディションを受けたのがきっかけです。
当時は演技のレッスンも受けていました。

◎印象に残っている現場は?
—初めてのCM撮影です。布袋寅泰さんが部長役で、私が天然OL役でした。
実は撮影当日、喉の調子が悪くて少しハスキーボイスだったんです。
それがかえって好評で(笑)。不幸中の幸いでした。
布袋さんの生演奏も凄く印象に残っています。

◎海外で活動していた事もあるんですよね?
—香港のエージェンシーと契約していました。
シェアハウスで生活していたんだけど多国籍でしたね。ブラジル、フランス、ロシア、カナダとか。
休日は互いの国のお菓子を作って映画を見たり。とても楽しい時間でした。
海外生活は性に合っていました。

◎今でも交流はありますか?
—同じ誕生日のフランス人モデルとは今でも仲良しですよ。

◎真鈴さんのファッションセンスはどうやって磨かれたんですか?
—母の影響が大きいですね。幼い頃から自分で服を選ぶよう教えられました。
母は自ら選んだ方がファッションセンスが身につくと考えていた様です。

◎昔からファッション誌も見ていたんですか?
—めちゃくちゃ見ていました!「CUTiE」や「JILLE」が特に好きでしたね。
ファッションページがとにかくお洒落で、よく切り抜きしました。

◎いま興味がある事は?
—洋服のプロデュースをしてみたい。それと猫の為になる活動も続けたいです。

◎猫好きなんですよね
—大好きです。子供の頃からずっと一緒。
ファッション業界には猫好きの方が多いんですよ。
今後もチャリティー企画等で皆さんに広めていけたらいいな。

◎真鈴さんのSNSでも発信していますね
—業界全体がサスティナブルな動きがあるし、ファッションと社会問題はどの時代もリンクしていますよね。
とはいえ、まだまだ猫の現状を知らない方も多いので、少しづつ発信出来たらと思っています。

◎楽しい瞬間を教えて下さい
—人に会うのが楽しい。様々な考えに触れられるのが好きなんです。
面識のない人と素の状態で出逢うのは刺激になります。
昔は一人が好きだったけれど、今は人との結びつきが愛おしく感じます。

◎真鈴さんは孤高のイメージでしたが
—そうかな(笑)?あっ、美術館には一人で行きます。
作家が葛藤の末に生み出した作品を見るのが好き。彼らに想いを馳せて鑑賞するのが醍醐味というか。
作品を見ていると無難に生きるより挑戦し続けたいと感じます。

◎キャパが広いですね
—広く浅くですよ。キャリアが長くなるにつれ、よりスタッフと一緒に物作りをしたいと思うようになりました。
常にクリエイティブでいられたら良いな。セルフプロデュースの時代だし。
ただコンセプトに合わせるだけではなく、こちらからも提案できたら素敵ですよね。

◎今後の目標は?
—後悔してもいいけど、色々な事にチャレンジしたい。
実は東日本大震災があった当日、仙台で撮影をしていました。
その時、周りの人や動物が尊い存在だと再認識しました。
人生はいつどうなるかわからないので、一日一日を楽しく生きる事が目標です。

 

【編集後記】
「後悔してもいいけど、色々な事にチャレンジしたい」
森衣は日々を謳歌している。
歳を重ねるに連れ、小さな後悔さえも怖くなり無難な選択をしてしまう。
しかし、彼女は後悔や失敗も自分を作る要素として楽しんでいるかの様に見える。
その冒険心が唯一無二の雰囲気を醸し出しているのだろう。
俯瞰で世界を見て感じた事を表現する森衣のこれからに注目だ。

☆森衣真鈴 プロフィール☆

(インタビュー)内田杏香 NMT inc.新人マネージャー。97年生まれ。東京都出身。立教大学経営学部卒業。デザインプレックス研究所グラフィックデザインコース修了。在学中に蜷川実花氏率いる「ラッキースター」や、千原徹也氏率いる「れもんらいふ」にてインターンを経験。高校時代、少林寺拳法で全国大会準優勝の実績も。