東京モデル事務所|ニュートラルマネジメント

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#02 モデル事務所の選び方

モデル事務所という仕事

東京でモデルとして活動するために、どの事務所を選ぶか。これからモデルを目指す人にとっても、すでに活動している人にとっても、将来を左右する大切な選択です。

所属モデルの人数や知名度、ホームページの印象だけでは、その事務所が自分に合っているかまでは分かりません。

前回の記事では、モデル事務所がどのような仕事をしているのかを書きました。

今回は、モデル事務所を選ぶときに見ておきたいポイントを、事務所を運営する立場から整理してみたいと思います。

01

どんな仕事に強い事務所か

モデルの仕事には、広告、雑誌、ショー、EC、カタログ、ブライダル、ムービーなど、さまざまな分野があります。事務所によって、得意とする分野や取引先、モデルの見せ方は違います。

大切なのは、規模の大きさだけで判断しないことです。その事務所がどのような案件を扱い、所属モデルが実際にどんな仕事をしているのかを見てください。

事務所のホームページやSNS、所属モデルの実績を見ると、得意な分野はある程度分かります。

自分が目指す方向と、事務所の得意分野が合っているか。所属後の可能性を考えるうえで、最初に確認しておきたいポイントです。

02

所属後のサポートと、長く活動できる環境があるか

事務所を選ぶとき、所属できるかどうかだけを見ても十分ではありません。

大切なのは、その先です。

モデルの状況は、ずっと同じではありません。新人として経験を積む時期。仕事が増えてきた時期。結婚や出産、育児、体調の変化などで、以前と同じ働き方が難しくなる時期もあります。

そのとき、目の前の仕事量だけで判断するのか。それとも本人と相談しながら、これからの活動の形を一緒に考えるのか。

そこに、事務所の姿勢が表れます。

新人をどう育てているかだけでなく、経験を重ねたモデルにどんな提案を続けているか。何年も同じ事務所で活動しているモデルがいるかどうかは、それを見る一つの材料になると思います。

03

マネージャーと話ができるか

モデルと事務所の関係は、仕事の紹介だけで成り立つものではありません。

仕事の方向性
体型や髪型
生活との両立
将来への不安

活動を続けていると、さまざまな悩みや迷いが生まれます。すべての希望が、そのまま仕事につながるわけではありません。ときには、本人の希望とは違う意見を事務所から伝えることもあります。

だからこそ、話ができる関係であることが大切です。

良いことだけを伝えるのではなく、現状や課題についても率直に話し合えるか。モデルの話を聞いたうえで、必要なことをきちんと説明してくれるか。所属前の面談では、条件だけでなく、マネージャーとの会話から感じる相性も見てください。

04

契約前に確認しておきたいこと

所属を決める前には、契約の条件をきちんと確認しておくことが大切です。たとえば、次のような点です。

契約期間
マネジメント料
登録料やレッスン費、宣材写真の費用など、モデル側の負担があるか
仕事の進め方や、活動上のルール

分からないことを曖昧なままにせず、納得できるまで質問してください。

契約内容や費用について質問したときに、具体的に説明してもらえるかどうかも、所属前に見ておきたいポイントです。

05

契約書だけでは分からないこと

一方で、契約書を読むだけでは分からないこともあります。

所属モデルを、どのように見ているのか
仕事量に波があるとき、状況や今後について一緒に話せるか
モデルの可能性を、目の前の結果だけで判断していないか

こうしたことは、面談での会話や、所属モデルの活動の様子から感じ取るしかありません。

モデル事務所は、仕事を紹介する場所であると同時に、一人ひとりのキャリアを一緒に考える場所でもあります。

知名度だけではなく、どこなら自分らしく、長くプロとして活動していけるか。

モデル事務所を選ぶときには、ぜひその視点も持ってほしいと思います。

次回の 「モデルの仕事が決まるまで」 では、事務所に所属したモデルの仕事が、実際にどのような流れで決まっていくのかを書いています。

WRITER

岡本 浩太郎 KOTARO OKAMOTO

大学在学中よりモデルとして活動し、『MEN'S CLUB』レギュラーモデルを務める。 2000年に単身で香港・シンガポールへ渡り、アジア圏でもモデルとして経験を重ねる。 帰国後は俳優に転身し、映画・ドラマ・舞台などに出演。 2013年、株式会社ニュートラルマネジメントを設立。現在、代表取締役。

2026.9.7