東京モデル事務所|ニュートラルマネジメント

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#08 モデルとSNSの付き合い方

モデル事務所という仕事

モデルにとって、SNSは自分で写真を選び、自分の言葉で発信できる場所です。

仕事の写真を載せることもあれば、好きな服や続けていることを紹介することもあります。何を選び、どう伝えるかはその人ならではの感覚が表れます。

一方で、フォロワー数や投稿への反応が目に入り、何を発信すればいいのか、どこまで仕事を意識すればいいのか、迷うこともあると思います。

今回は、モデル事務所を経営する立場から、モデルとSNSの付き合い方について考えてみたいと思います。

01

SNSに求められるものは、仕事によって違う

モデル本人のアカウントで商品を紹介する仕事では、どんな人に発信が届き、どんな反応があるかが大切になります。フォロワー数も、その発信力を考えるための材料のひとつです。

ブランドの広告やECの撮影では、企画に合う表現や、商品の魅力を伝える力が求められます。SNSでの発信まで含めて依頼されることもあり、両方が重なる仕事もあります。

多くの人に関心を持ってもらい、発信を届ける力は、モデルにとっても強みになります。その力を、どの仕事で、どう活かせるのか。

まず、その仕事で何を求められているのかを確かめる。そのうえで、SNSの数字も見ていく。僕は、その順番で考えたいと思っています。

02

好きなことは、少し具体的に

「ファッションが好き」と書くだけでは、どんな服が好きなのかまでは伝わりません。

たとえば、同じジャケットを何年も着ていて、季節によって合わせ方を変える。気に入った靴を手入れしながら履く。そうした写真に本人の言葉が添えられると、服との付き合い方まで見えてきます。

スポーツや料理、音楽でも同じです。何が好きなのか、どこが面白いのか。少し具体的になるだけで、見る人にも興味の持ち方が伝わります。

上手に書こうとしすぎなくてもいいと思います。本人が面白いと感じた部分を、自分の言葉で伝える。そういう投稿を、僕は読んでみたくなります。

03

仕事の写真を載せるときに

撮影した写真を、自分のSNSでも紹介したい。モデルにとって、自然な気持ちだと思います。

仕事の写真には、クライアントや制作に関わった人たちの意図があります。

投稿する前に、確認しておきたいことがあります。

  • ・公開の許可がおりているか
  • ・どの写真を使ってよいか
  • ・ブランド名や商品名を、どう表記するか

個人のアカウントからの発信でも、仕事に関わる情報は、掲載の条件や発表の予定を確かめてから紹介する。分からないことは、事務所が窓口になって確認する。そこも、僕たちの仕事です。

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反応を見ながら、自分に合う形を探す

写真で伝えることが好きな人もいれば、動画で話す方が自然に伝わる人もいます。短い文章を添える方が、その人らしさが出ることもあります。

発信の方法は、一つに揃えなくていいと思います。

たとえば、日々のコーディネートを写真で紹介する。続けている特技や趣味を短い動画にする。自分が伝えたいことと、無理なく続けられる形を見つけていきたい。

発信のために、生活のすべてを見せる必要もありません。私生活のどこまでを公開するかは、本人が決めてよいことです。

反応を見るときも、数字とあわせて、どんな内容に質問や感想が寄せられたのかを確かめる。次に何を伝えるかを考える手がかりになります。

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発信から、次の提案を考える

モデルのSNSは、事務所にとっても、その人の関心を知る手がかりになります。

たとえば、スポーツの投稿があれば、どのくらい続けているのか、撮影では何を見せられるのか。服の着こなしに本人の工夫があれば、スタイリングや商品づくりに関心があるのか。投稿をきっかけに、具体的に聞いてみたいことが出てきます。

好きなことが、そのまま仕事になるとは限りません。好きで続けていることと、依頼を受けて応えられることには違いもあります。

本人は、その関心を仕事にも活かしたいのか。どのような経験があるのか。そこを確かめ、案件の内容に合わせて、どんな提案ができるかを考えたいと思っています。

「SNSを頑張って」と伝えるだけでは、事務所の仕事として足りないと思っています。

本人が発信したことを、どんな仕事の提案に変えられるか。僕は、モデルのSNSを、そこまで考えながら見ていきたいと思っています。

2026.11.4