モデル事務所という仕事
モデルの仕事は、どのように決まるのか。
オーディションを受けて決まる仕事もあれば、プロフィールや過去の実績を元に、オーディションなしで決まる仕事もあります。
前回の記事では、モデル事務所を選ぶときに見ておきたいことを書きました。
今回は、事務所に所属するモデルの仕事が、実際にどのような流れで決まっていくのかを書いてみたいと思います。
01
仕事が決まるまでの流れ
案件によって細かな違いはありますが、モデルの仕事は、おおよそ次のような流れで決まっていきます。
最終的な判断には、クライアントだけでなく、広告代理店、制作会社、カメラマン、スタイリストヘアメイクなど、複数の人が関わることもあります。
02
求められる条件は、案件ごとに違う
モデル事務所には、日々さまざまな依頼が届きます。
年齢やサイズだけでなく、イメージや経験、表現力など、求められる条件は案件によって違います。同じブランドでも、企画やシーズンが変われば、必要とされるモデルが変わることもあります。
候補になるかどうかは、一つの条件で決まるわけではありません。幾つもの条件の組み合わせで決まります。
03
選考で見られるポイント
モデルの選考では、コンポジットやプロフィールが大切な判断材料になります。そのうえで、案件によって次のような点が見られます。
さらに、撮影日程や競合の条件、ギャランティなど、実務的な要素も関わります。
過去にそのモデルと仕事をしたスタッフからの評価も、その後の選考で見られる材料の一つです。
04
決まらなかったことにも、いろいろな理由がある
事務所が提案しても、仕事が決まるとは限りません。最後まで候補に残っていても、決まらないことがあります。反対に、最初から強く名前が挙がり、そのまま決まることもあります。
オーディションに呼ばれなかった。最後まで残ったけれど、決まらなかった。モデルの仕事を続けていれば、そういうことは何度もあります。
ただ、それがそのまま「評価が低かった」という意味になるとは限りません。
モデル本人の力とは別のところで、結果が変わることも少なくありません。
もちろん、改善できることがあれば次に活かす必要があります。ただ、一つの結果を必要以上に大きく考えないことも、この仕事を続けていく上では大切です。
一つの仕事が決まるまでには、いくつもの条件と、多くの人の判断があります。
決まった、決まらなかったという一つの結果だけで、モデルの価値が決まるわけではありません。
05
仕事が決まったら、次は現場へ
そして仕事が決まれば、次は現場です。
選ばれたあと、現場でモデルに何が求められるのかは、書類選考やオーディションとはまた違います。
それについては、次のコラム 「モデルの現場で求められること」 で書いています。
WRITER
岡本 浩太郎 KOTARO OKAMOTO
大学在学中よりモデルとして活動し、『MEN'S CLUB』レギュラーモデルを務める。 2000年に単身で香港・シンガポールへ渡り、アジア圏でもモデルとして経験を重ねる。 帰国後は俳優に転身し、映画・ドラマ・舞台などに出演。 2013年、株式会社ニュートラルマネジメントを設立。現在、代表取締役。
2026.9.14